18世紀半ば、初代丹波屋甚兵衛が丹波国(現在の京都府中部)から京都・西陣の地に移り住み、織屋を創業しました。【帯匠 丹波屋】の誕生です。以来250年以上にわたり、歴代の店主は「丹波屋甚兵衛」を名乗っています。
 創業当時はおもに禁裏御用達の朱子・厚板などを空引機で製織していましたが、明治時代初期、六代目丹波屋甚兵衛の時代にフランス・リヨンから伝来したジャガード織機を活用し、紋織物の技法で唐織などを製織するようになりました。

 明治33年に西陣で生まれた先々代・八代目丹波屋甚兵衛(治之助)は、龍村美術織物研究所にて織物にまつわるさまざまな知識を習得。変わり調子の袋帯と名古屋帯の製織など、現在の丹波屋の織物の基礎となる世界を作り出します。
 九代目丹波屋甚兵衛(茂勇)は図案家の徳田義三氏に師事。あくまで手織りにこだわり、正倉院・名物裂(めいぶつぎれ)・能衣装などの日本古来の文様はもとより、コプト・インカ・ヨーロッパ・東南アジアなど、世界各地の伝統的な染織品から受けた影響を織りこんだ丹波屋オリジナルの図案を次々と創出しています。
 身につける人に感動を与え、その人の生き方を反映するような丹波屋の品物(しなもん)をひとりでも多くの方に手にとっていただきたい。そうした想いで今日まで商いを続けてまいりました。

現代感覚の色彩・素材を用いて個性を表現することで独自の世界を作り出す丹波屋は、優れた伝統を守りながらも革新を続ける『手織りの帯匠』です。
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History of TAMBAYA
二百五十年を超える
丹波屋の歴史は
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匠の歴史